• 2016.3.18
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「下町BIM」という考え方

BIM_よもやま話

Archi Futureさんの「下町BIM」というコラムが、気持ちよいのです。
芝浦工業大学 志手一哉さんのコラムです。読んでいて、なるほどなぁ、と思わされる部分が多かったので、私なりにまとめ直してみました。ぜひ、オリジナル記事もお読みくださいね。

こんなエピソードからはじまります。

BIMの導入に対するアドバイスを求められる(略)
決まって返ってくる言葉がある。
「小規模な企業(組織)では1人で何でもこなさなくてはならず、BIMの活用はハードルが高い」

うん、わかります。
でも、

別に、高尚な目的を立てずとも、便利なものはどんどん使えばよい。繰り返し使って
いる内に(略)難しいことは、おのずとわかる。

ちなみに、あえてここで略したのは「BIMとは何か」
難しく考えすぎなければ、どんな風に便利になるか、楽になるのかがわかると思うのです。
だから、

BIMを導入する目的が「作図」でも良いと思う

ですよね。この辺は、平B式と同じ指向性です。だって、

ほとんどのBIMソフトウエアは、平面でオブジェクトを配置する、すなわち二次元CADで図面を描くのとほとんど違わない思考で入力できる

のですから。
図面としての品質や精度に問題があるのであれば、それをクリアするノウハウを覚えればいいだけのこと。これは、どんな分野であれ、新しいソフトを使うときには出てくる問題です。大げさに考えず、新しく発生した問題を解決すれば解消できることです。

その結果として、

図面相互に書き違いが生じる確率はゼロではない。確率がゼロでない故に、人は、描かれた図面をチェックし、間違いを発見した時は訂正の手続きを踏み、いわゆる凡ミスを解決するための時間と手間を積み重ねる。これは、人の能力の問題ではなく、確率の問題である。その発生確率は、製図の道具を二次元CADからBIMソフトウエアに持ち替えることでゼロになる

となるわけです。

つまり、生産性が向上する。このような効果は、複雑でない建物を取り扱う機会が多く、1人で何でもこなさなくてはならない小規模な企業(組織)であるほど得られやすいはずである。

 

規模が小さいから、BIMを導入しない、ではなく。規模が小さいからこそ、BIMのメリットを享受できる、という考え方を、とてもうまく語っていらっしゃると思います。

(志賀 武)

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【出典】
Archi Future
「コラム」下町BIM

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