• 2016.4.4
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清水建設ら、ニューヨーク州立工科大学でZEBに向けた実証実験開始

対象のZENビルへの導入機器

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と清水建設、Shimizu North Americaは、ニューヨーク州立工科大学(SUNY Poly)と共同で、SUNY Poly内のビルでの省エネルギー実証技術の実証試験を開始した。

米国エネルギー省は、2030年までに全ての新築業務ビル、2050年までに全ての業務ビルの正味エネルギー使用量をゼロにする「Net-Zero Energy Commercial Building Initiative」を発表している。また2009年11月には、日米間で日米クリーンエネルギー行動計画が合意され、省エネルギービル分野における日米共同の実証事業について検討を進めることが掲げられている。

今回の実験では、シミズ・スマートBEMRFIDを用いた位置情報システムグラデーションブラインド、燃料電池システム、太陽光発電システムなどの日本技術を組み込み、自然と人間の行動に合わせた照明制御など日本が優位性を持つきめ細やかな制御技術を活用したZEBの実証を行い、標準的ビルに対し消費電力の半減を目指す。

 

【用語解説】

※1 ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)

Net Zero Energy Buildingの略で、建築構造や設備の省エネルギー、再生可能エネルギー・未利用エネルギーの活用、地域内でのエネルギーの面的(相互)利用などの対策をうまく組み合わせることにより、エネルギーを自給自足し、化石燃料などから得られるエネルギー消費量がゼロ、あるいは、概ねゼロ、となる建築物のことをいいます。

※2 シミズ・スマートBEMS(ビル・エネルギー・マネジメント・システム)

清水建設が開発した、設備や環境を統合的に監視・制御するシステム。
空調や照明などの負荷設備と太陽光発電やコージェネなどの創エネルギー設備を機器特性や状況に応じて制御することで、省エネやピークカットを実現します。
本事業では、太陽光発電や燃料電池の監視、建物側中央監視と連動した照明制御やブラインド制御を行います。

※3 RFIDを用いた位置情報システム

アクティブ型RFIDタグを用いた、施設内における人の位置情報取得・応用システム。
施設内ゾーン毎の人の在不在や人数などを取得でき、設備制御や施設の使われ方の分析に活用します。
本事業では、ゾーン毎の在室者・人数をリアルタイムに検出し、照明の点滅制御を行います。また、ファシリティマネジメント向けに、滞在履歴情報などを施設利用者に提供します。

※4 グラデーションブラインド

清水建設と立川ブラインド工業、トーソーが共同で開発した、自然光を屋内に採り入れ照明に用いるシステム。
季節・時刻・天候によって変化する太陽高度や日射の影響に応じてブラインドの羽根の角度を制御し、天井間接光として自然光を採り入れ照明負荷を下げる、あるいは熱流入を低減し空調負荷を下げることで省エネを図ります。

【出典】

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース 2016.03.23.
米国ニューヨーク州で省エネルギービル実証を開始
―日本の省エネ・創エネ技術を導入し、消費電力半減目指す―

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